2009/5/07
これからの理学療法士に期待すること
これからの理学療法士は、大きな変革を余儀なくされている。今までは、質よりも量の時代であり、高齢化社会への対応が急務であった。それに伴い、養成校が急増し今や年間
1万人近くの理学療法士が誕生している。さすがに年間1万人という数は、高齢化社会に対応できる数となりつつある。ただし、数の増加は質の低下が懸念され、理学療法士教育のさらなる必要性が叫ばれている。ここでいう質の低下とは何か、「人間力」の希薄さではないだろうか。人間力とは、人間の総合的な力とは別に、コミュニケーション能力や生きる力、チャレンジ精神なども含まれるようである。特に生きる力+チャレンジする力を発揮する機会の少ない理学療法士にとって課題である。というのも、数が増えれば、医療におけるフィールドが狭まっているのは承知であり、将来に不安を抱える問題である。しかしながら、我々理学療法士は未だ可能性を秘めており、その可能性をどのように切り開いていけばよいのか。そこに、人間力を持った理学療法士がどのように活躍できるのか。今後、期待が大きいところである。
国中優治